昔々海達には影がありました。
その名前の事を海影と呼びました。
けれど、海の影はいつしかわすれられてゆき
世界で一人だけぽつりと只待っていた
ああ!!
意味もなく叫んでも
誰も気づかない
自分は只一人だけ
ひとりぼっちで‥‥‥
ー間奏ー
『おばあちゃん!!いってきます!!』
『はい。行ってらっしゃい。』
ああ!!
『‥‥ん?なんだろう?』
ー間奏終了ー
ある朝目が覚めたら目の前には
戦火が燃え盛り
人々が逃げていく
一人の少女が逆流していくと
私はいつの間にかそれを止めていた
嗚呼
「大丈夫?」と一言声をかけると、
その少女は振り返り‥‥
u~
a~
まだ消えては行けない
命を育てます。
海母様ごめんなさい
私にはまだ希望があるの
a~a~a~
『彼女達は去っていった。まだ希望のある未来へ向けて。』
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