古き文学によれば 桜の木の下には死体があるらしい
君は冗談と笑うが 僕には正論のように思えてならない

あの血染めした 色のような 花びらを見てくれ
あの逞しく 天へ伸びた 大樹を見てくれ
あの美しき 絶世の姿 全てを見てくれ

そんな 桜が何の 狂気もなしになり得るというのか

地面の中 流れ出た液体は
管を通り その色が乗り移る
吹く風に 飛ばされた花びらが
僕の肩に手をかけ
振り向いた先 君が笑う 君が笑う


易き比較によって 美しさは決定されると考える
君は冗談と笑うが 僕には間違ってないと思えてならない

あの花びらが 血染めならば 均衡は保たれ
あの逞しさ 腐乱上なら 均衡は保たれ
あの美しさ 狂気あれば 均衡は保たれ

だから 美しさなど 憂鬱の上にしか成り立たないのだ

地面の中 流れ出た液体は
管を通り その色が乗り移る
吹く風に 飛ばされた花びらが
僕の肩に手をかけ 
振り向いた先 君を見つめ 君が見つめ


地面の中 流れ出た液体は
管を通り その色が乗り移る
吹く風に 飛ばされた花びらが
僕の肩に手をかけ
美しき桜 君を重ね 君を重ね

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

影桜

閲覧数:107

投稿日:2009/04/11 18:26:29

文字数:487文字

カテゴリ:歌詞

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