指先 空っぽ
彼では 満ち足りない

しおれた シーツに
溜め息 染み付いていく

突き刺す 朝陽に
明日は もう見えない

やつれた 心に
錘を 重ねるだけ

過去の夢に 追い縋っても 愛は逃げる
甘く苦い ワインの海に 溺れてくように

Kir Imperial 委ねてもいいの
泡に酔わされてる 麻痺してくほど
あぁ きみと居れたらな…

グラスの中の 嗄れた声は
無口な時間に もう 届かなくなった

総てが 空っぽ
今さえ もう見えない

ほつれた 心に
セピアを 重ねるだけ

過去の人に 恋焦がれても 道は消える
甘く苦い ワインの海で 漂い続ける

Kir Imperial 淡い安らぎを
泡がただ弾ける 麻痺させていて
あぁ きみを呼べたらな…

グラスの中の 落ちた涙
流れる時間に もう 奪われて溶けた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

Kir Imperial

※みなせいつきさんに楽曲制作いただきました※

Kir Imperialは、スパークリングワインをベースにしたお酒の名称です。
好きな人がいるのに妥協した恋愛から抜け出したくて抜け出せない、気怠く過ぎていく毎日、みたいな感じ。
目の前にあるグラスの中に揺蕩っているような様子に例えて書きました。

閲覧数:330

投稿日:2012/07/09 00:07:41

文字数:362文字

カテゴリ:歌詞

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