立ち止まり返す指に
残されたふたりの
ありふれたまま過ぎた時間
何度もなぞった影
干したままのTシャツに
君が付けた饐えた匂いを
綺麗に洗って乾かす風
それでも消えないまま
心がいつもいつも満たされていたわけじゃないから
ふたりの些細な憤りも全部残ってたりするけど
もっともっと消えないものを望んでいた
心に少しずつ染みてくのは
僕を濡らす温もり
アパートの上 屋上からなら届きそうな空
過ごし疲れた景色の中にも
また見つけるものがあるんだ
繋いだ手と手がふたりの自由を奪うものでも
僕の知らない君と出会う価値がきっとあると思うんだ
そして僕も心の闇を君に見せたい
愛って互いの性に擦り込む甘くも苦いもの
全部もらうよ
君といれるなら微笑むよ
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