君が隣に居てくれたらなんて
まだ僕は思っている
それだけ君のことが好きでした
僕は静かに呟く

ばかだなって自分でも思う
だけど僕は空に向かって歌う
君が愛した歌を

この声は君に届いているかな？
もう会うことのない君に
変わらぬ思いを馳せ歌うよ
溢れた涙に気づかずに

黄昏時の公園のベンチは
茜色に染まってた
かつての僕らの特等席は
今はもう誰もいない

溢れた涙は頬をつたい
ただ静かに舞う紅葉を見つめる
あの日と同じように

君が永遠の眠りについたあの日
僕の時間が止まった日
あの日から１人さまよう僕
ただただ君を探していた

ふいに僕の名前を呼ぶ君の声が耳に届いた
「私はここにいるよ」

今日も僕は君のために歌おう
君が愛したこの歌を
紅葉の舞う茜色の街
君と過ごした場所で

君にもう一度会いたいなんて
もう口にしない
僕の側に君は居るんだって
確かに君の存在
感じれるから


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きみがとなりにいてくれたらなんて
まだぼくはおもっている
それだけきみのことがすきでした
ぼくはしずかにつぶやく

ばかだなってじぶんでもおもう
だけどぼくはそらにむかってうたう
きみがあいしたうたを

このこえはきみにとどいているかな
もうあうことのないきみに
かわらぬおもいをはせうたうよ
あふれたなみだにきづかずに

たそがれどきのこうえんのベンチは
あかねいろにそまってた
かつてのぼくらのとくとうせきは
いまはもうだれもいない

あふれたなみだがほおをつたい
ただしずかにまうもみじをみつめる
あのひとおなじように

きみがとわのねむりについたあのひ
ぼくのじかんがとまったひ
あのひからひとりさまようぼく
ただただきみをさがしていた

ふいにぼくのなまえをよぶきみのこえがみみにとどいた
「わたしはここにいるよ」

きょうもぼくはきみのためにうたおう
きみがあいしたこのうたを
もみじのまうあかねいろのまち
きみとすごしたばしょで

きみにもういちどあいたいなんて
もうくちにしない
ぼくのそばにきみはいるんだって
たしかにきみのこと
かんじれるから