
魔法
錆びた街路の隙 並ぶ銀杏に
別れを告げ 落ちる中
せめて目を開いて
魔法の箱 思い出した
ただ、あなたとなら許し合えると
嬉しがって跳ねた
「ねえ、神様、秘密にしていたこと
どうしてあの子には伝わるの」
消えない痣のような優しさの
呪いに縛られて 痛むの
買う気のない古書店で
止まない雨を願うほどに
あなたとの時間が大切な
あの日のような雨が止まない
ただ、蓋を開けて思い違いの後悔で満たす
「ねえ、神様、秘密にしていたこと
あの子の中からは どうか消して」
消えない痣のような優しさの
呪いで縛ってしまう 許して
嘘も間違いも暗い過去も
罰として受けるわ
「ねえ、神様、秘密にしていたこと
どうしてあの子には伝わるの」
限りのあるものは 尊いとか
知らない 知りたくもない さようなら
魔法の箱は要らない場所で
あなたを待ってもいい?
00:00 / 03:39
魔法【初音ミク】
走馬灯への想いを綴りました!
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想