風に誘われ想い辿って
茜に染まる追想の儚い花

夕映えに浮かぶその姿は
過ぎ去った時間を仄かに彩る
独り佇む私の傍で
もう一度だけ見せて、微笑むあなたを

さよならさえ伝えられず
目を閉じたあなたをただ抱きしめた
ひび割れそうな心繋いだもの
今も胸に仕舞って


憶えてますか?眩しい日でした
二人がここで誓ったこと、約束の場所 

今日と同じように見た景色は
眩暈覚えるくらいに綺麗で
あなたの横顔朱く染めた
淡い光は今も、ただそのままで…


解いてもいいの?涙と心を繋いだ糸
影に落ちて滲む惜別の色 止まらないの


さよならさえ伝えられず
旅立つあなたをただ抱きしめた
手に残った温もりが今も、ずっと

涙で霞む茜色 ゆらり揺れて包まれてゆく
ねぇお願い 色褪せないでいて
せめて 今だけ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

落日の朱

閲覧数:654

投稿日:2014/10/06 01:19:08

文字数:348文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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