Aその日は何の変哲もない日だった
ふと空を見あげればハレー彗星
珍しいこともあるもんだなと視線を戻せば
閃光 鳴り響く轟音 爆発音
白く見えた月はその形を変えていた
S砕けた月とハレー彗星
逃げ惑う僕達を嗤う様に降り注ぐ
今までの仕返しだと言うばかりに
喚き出した民衆は 押しつぶされて
あとに残ったのは肉の塊だった
B月が死んだ日から世界は変わってく
失ったモノを探し求める人
今も悪い夢なんだと死に急ぐ人々
鮮紅 光り輝く刃 切り裂いて
穢れなき手はその手を血に染めて言ったよ
S暴れ出す壊れた月の欠片
逃げ惑う僕達を嗤う様に降り注ぐ
今までの仕返しだと言うばかりに
逃げ出した民衆は 切り刻まれて
あとに残ったのは肉の塊だった
ハレー彗星はいう
「月さん、復讐はどうだったかい?」
呟くと離れていった
全文ひらがなver
Aそのひはなんのへんてつもないひだった
ふとそらをみあげればハレーすいせい
めずらしいこともあるもんだなとしせんをもどせば
せんこう なりひびくごうおん ばくはつおん
しろくみえたつきはそのかたちをかえた
Sくだけたつきとハレーすいせい
にげまどうぼくたちをわらうようにふりそそぐ
いままでのしかえしだというばかりに
わめきだしたみんしゅうは おしつぶされて
あとにのこったのはにくのかたまりだった
Bつきがしんだひからせかいはかわってく
うしなったモノをさがしもとめるひと
いまもわるいゆめなんだとしにいそぐひとびと
せんこう ひかりかがやくやいば きりさいて
けがれなきてはそのてをちにそめていったよ
Sあばれだすこわれたつきのかけら
にげまどうぼくたちをわらうようにふりそそぐ
いままでのしかえしだというばかりに
にげだしたみんしゅうは きりきざまれて
あとにのこったのはにくのかたまりだった
ハレーすいせいはいう
「つきさん、ふくしゅうはどうだったかい?」
つぶやくとはなれていった
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