夜のとばりを駆け抜けて
お前の元へ急いでく
鮮やかなネオンサインも
ドップラー効果で消える

新宿 集まる人々は
欲望をギラつかせてる
通り過ぎてく客引きの
わざと明るい笑い声

走って走って疲れても
この気持ち押さえきれない
電車待つ時間も惜しく
時計ばかりを見てる

焦（こ）がれているのかそれとも
ただ焦（あせ）らされているのか
ごちゃまぜになった心で
赤信号も飛ばす

purple purple
今夜はお前に会いたくて
purple purple
神様が禁忌と決めても
purple purple
そんなの関係ないだろう
愛してる それだけのこと

グラス飲みかけにしたまま
ふたり暖めあっていた
なのになぜ今はひとりで
夢か幻か わからない

こんがらがった運命が　
もつれてもつれて　絡まって
わかってる　こんな気持ち
間違っているよね

purple purple
夢でもお前抱(いだ)けたら
purple purple
幸せ感じられるのにな
purple purple
腕をすり抜けていく幻影(かげ)が
愛してる それだけなのに