セーラー服のポケットに
まだ買ったばかりの
剃刀忍ばせて

綻ぶ気持ちには
ケリをつけたかった
立ち上がったフリだけしてた

過去さえ戻れたなら
何もかもずっと
上手くいくように生きれる
鏡に手を伸ばして
掴んだと思ったの
血が滲んだ手の平に

「きっと私さえ居なければ、
全ては上手くいったのに。」と繰り返して
苛めっ子で有名だった
あの子に似た大人に
どうして勝てなかったんだろう

友達の悩みは
友達が居なかった
私には無かったけど

孤独の葛藤 苦労
それはもう苦しかった
でも強いフリだけしてた

"お願い、見返してよ。"
向こう側に立つ君が
私に叫んでる
鏡に手を伸ばして
掴んだと思ったの
血が滲んだ手の平に

「どうして全てが壊れる前に
食い止められなかったの。」と繰り返して
苛めっ子のあの子に勝つ術じゃ
大人には敵わないのね
気付いた時から
始まっていた

このゲームは
勝者を決めるものじゃない
どちらが大人になれたの？

「きっと私さえ居なければ…」
忍ばせた心の傷
取り出せない君は
きっと強いから