　　361°

「ただいま」って呟いた
誰もいないこの部屋で
僕らなら大丈夫だって
嘘ばかり重ねて

この世界をひと回り
だいぶ遠く歩いたようで
でも何にも変わらない
沈んでいく光照らす
街だけ　ただ　笑って　また

ひとひら落ちる景色
ふたつの重なる影
見上げた空に映る
世界は廻り始める

繋いだその温もり
ありがとう紡ぐ言葉
振り向くあの日の声が
響くその向こう側へ

昨日より一歩だけ
スタートラインを飛び越えて
僕らなら大丈夫だって
強がりだって別にいい

丸く青い時の流れ
君のもとまで届くように
まだ少しは動けるから
この場所から歩き出そう
必ず　また　笑って　ただ

ひとひら落ちる景色
ふたつの重なる影
見上げた空に映る
世界は廻り始める

繋いだその温もり
ありがとう紡ぐ言葉
振り向くあの日の声が
響くその向こう側へ

遥かな日々に溺れ
掴んだ世界はまた
笑ってくれるのかな
こんなに小さな僕にも

繋いだその温もり
繋いだその言葉を
もうずっと失わないようにと
その向こう側へ　行こう、行こう