―葬る詩…送る詩…葬列の少女が歌う詩


猛く樹々深淵の森
花知らぬ種子は迷い人
遠き日々黄昏の岸
往き先は何処舟渡し守

朽ちた月爆ぜた星
零れ堕ちた者の悼み
総て呑み干してしまえる
酒盃と成せよと髑髏
其の手で何を掬うべきか
対翼に変えられた鳥は
其の手で何を救うべきか
墓標に刻む名もない《 》は


―葬列の河 棺の舟は儘下る


蒼く樹々大陸の海
花咲かぬ種子は眠り人
永き日々追葬の詩
逝きし子を探す母の影

灼けた土凍てた途
崩れ堕ちた時の高み
総て尽き果ててしまえど
歴史と成せよと髑髏
其の手で何を掬うべきか
水泡に帰せられた魚は
其の手で何を救うべきか
墓標に刻む名もない《 》は

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

葬送詩

青い森、丘の道、辿り着く先、幼い少女の面影。
青い空、白い花、墓標の刻名、それは《私》と。

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投稿日:2010/08/24 09:33:06

文字数:303文字

カテゴリ:歌詞

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