In the rain_inst

ハルヒコ

In the rain

傘にはじかれた雨の流れるリズムで思い出に還って
一人きりの世界は雨の音に溶ける

夜の帰り道、指差した星のようなあの頃の夢は
雨雲に隠れてどうにも見つけられないや

思い描いた景色と、ここから見える世界はどこかで遠ざかり、
星を探すように空を見上げる

例えるなら、心の幼さが今は尊いほどに眩しくて
ただ、ただ星に祈るような
朧げな夢の続きを今も追いかけている

夜が更けるほど僕らの心の中は思い出を辿って
憧れた理想をいつも見つけてしまうから

少しづつ積み重ねて、それでも届かないと分かっても
無意味な憧れも不可能な夢もきっと譲れない

例えるなら、心の幼さが今は尊いほどに眩しくて
ただ、ただ星に祈るような
僕らの夢を、僕らだけの人生を

この夜から抜け出すその時は
いつか夢が叶う時だから
ただ、ただ星に祈るような
朧げな夢の続きをずっと追いかけている