金、夢、利権、国家権力、大概に人は貪欲
もう嫌ってぐらい、テレビやラジオでソレを垂れ流す
どんなに目や耳を塞いでも、魂レベルで魅かれ合うのは、人の性
土地、ビル、国鉄に狭い空、日々便利になる世の中
踏破出来ない所は無い、怖いくらい広がったこの世界で
あの日見た景色も、あの日感じた懐かしさも
消え去ってゆく…
働いて働いて、自分を生かす糧を手にする
草臥れて草臥れて、家に帰れば bed in
眠って眠って、最近夢も見れていないな
朝が来て朝が来て、「それで良いのか?」っと己に問う
無感動伽藍堂にして良いのかと Wow―…
帰り道で見た夜空は、美しく瞬いていて
自分の中の、汚いイメージを、忘れさせてくれた
星空に似た夜景は、生命の輝きの証
汚れたのは僕だった、世界は、こんなにも綺麗で
歳、時、知識に成長、人々は無意識に重ねゆく
後から気付く、それが老いと、賢者は悲しそうに苦笑を浮かべる
広いと感じた世界が、何時の間にか狭くなってる、成熟の瞬間
親、神、幻想、恋人、皆何かに縋ってる生きてる
今歌ってる自分もそう、自分に縋り這いずり生きてる
明日が怖いよ、その先に何も見えない
強さが欲しいよ…
歩いて歩いて、途方も無い世界を進む
躓いて躓いて、泣きながら僕は立ち上がる
前を見て前を見て、モノクロの景色を見据える
探して探して、笑ってしまう程広い世界で
輝きを見付ける Wow―…
不意見上げた、青空は、涙が出る程快晴で
雲一つ無い、澄んだ青は、ちっぽけな僕を飲み込んでしまう
生命を育む森は、大地に息吹く宝石
海は深く、波は優しい、世界を彩る奇跡
インターネット、メディアで流れる
欺瞞、偽装、虚偽、真実を含んだ、情報
今だ世界いで止むことない悲劇
戦争、殺人、略奪、離別
目に入るよ、耳が痛いよ
思い返すと、汚い世界に思えてしまうけど
でも Wow―…
世界は決して汚れない、僕達の手では汚せない
温暖化がなんだ、核兵器がどうした
困るのは、僕等だろう?
見ろあの赤き夕陽を、地平に沈む景色を
どんな罪人も、どんな聖人だって
きっと Oh―
あの大空は遠く、あの大海は深く
呼び戻せる筈さ、この心に
世界は、こんなにも綺麗だから
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