駆け出す鼓動の 速度をゆるめて
深い息をひとつ
窓辺に届いた 季節の知らせに
きみの髪がゆれた

行き先もしらずに どこにも行けぬまま
なにかに思いを馳せてた ひたすら ひたすら

着崩した制服には 隠しきれぬほどの
情熱とか憂鬱とか抱え ぼくら笑う
あの日から ほんのちっとも
変わらずにいれたら
無駄だらけで 泥まみれで
あざやかな 夏に帰れるのかな

夕陽が落ちてく 速度をゆるめた
伸びる影がふたつ
べそをかきながら 話した本音の
いくつを覚えてる?

永遠にも感じた 茹だるような月日に
得体の知れない焦燥 抱いてた 抱いてた

ぼくの目のフォーカスでは 捉えきれぬほどの
まぶしさとかせつなさとか集め きみは笑う
大人とかなんなかったら
青いままいれたら
諦めとか 後悔とか
知らずいた 夏に帰れたのかな

素顔の幼かったきみと違う
色を乗せたまぶたがきれいだ
すこしも変わらない顔して笑う
それがぼやける前にさ じゃあね

開け放つ まっすぐ 風が吹き込む窓
褪せるわけがないじゃないか
きみの髪がゆれる
二度はない そんな一瞬
ふり返る景色が
傷だらけで 痣まみれで あざやかだ

あぁ

着崩した制服には 隠しきれずにいた
情熱とか憂鬱とか 今もここで生きて
あの日から ほんのちっとも
変わらない気持ちで
走れるかな 笑えるかな
会えるかな また夏が来るころに

それじゃ、また

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

● natsumado

閲覧数:249

投稿日:2014/11/12 20:31:07

文字数:599文字

カテゴリ:歌詞

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