ぱらぱらぱら あめがふり
ふわふわふわ ゆきになる
さらさらと つもるひに
ぼくは おりたった
ふわふわふわ ゆきがとび
ひらひらひら こおりまう
ゆらりゆらら ともしび
またきえてゆくんだ
ゆきのしたの ぼくはだれで
どこにゆけば いいんだろう
どうして うまれたかも
わからないけれど
どこにいるの なにがいるの
だれかさがす ぼくはだれで
どこまでゆけば それがわかるの
なけるはなし わらうはなし
えがおなみだ それすらなんなのか
わからずに ただいきて
ゆきどけまった はてしなく
きっととける ゆきとけてもとけない
ぼくのこころ
ぱらぱらぱら あめがふり
ふわふわふわ ゆきになる
さらさらと つもるよに
ぼくは おりたった
ふわふわふわ ゆきがとび
ひらひらひら こおりまう
ゆらりゆらら からだが
きえてく
とおくのそらの まぶしいほしは
ぼくをよんでいるのか ながれ
つめたいかぜも てまねきをして
ゆきをおとして よんでいる
つたわる はだにふれたゆき
しろいほおにふれて ああとけてゆく
あたたかいのは ゆきだけ
たかい そらにかえりたい
ようせいものがたり
音楽のトコの「ようせいものがたり」用の歌詞です。
→http://piapro.jp/a/content/?id=tdpf7pot5lbc97n2
Fairy Taleのようせいさん側の視点だと思います。
カイトが来たらカイトに歌わせたい。
つたわるじゃなくてつたうな気がしてきたあぁぁぁぁぁぁorz
以下意訳っぽいもの。
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大粒の雨が降って、雪になった。
そんな雪がこの山に積もった日に僕は生まれた。
雪が風に舞い、寒さで氷になった。
星明りに舞う粉雪を見ながら、僕の魂はまた消えるのかなと呟いた。
降り続く雪の下に生まれた僕は一体誰で、
何処に行けばいいのかわからないし、
どうして生まれたかもわからないんだ。
「この雪の下の何処かに何かがいるの?
僕が雪の下にいるんだからきっと他に誰かいるよ」
そう信じて探し続ける僕自身は一体誰で、
何処まで行けばそれがわかったのだろう。
独りで泣ける話や笑う話をいろいろ考えたけど、
笑顔や涙、それすら知らない僕はわからずにただ生きていた。
雪が溶けたらきっとわかると信じて、果てしなく待ち続けていた。
いつかはきっと雪も溶けるだろう。
それでも溶けそうにない、氷のような心。
大粒の雨が降って、雪になった。
そんな雪がこの山に積もった夜に僕は生まれた。
雪が風に舞い、寒さで氷になった。
星明りに舞う粉雪を見ていると、僕の体が透けてきた。
遠くの空の眩しい星は流れて消えた。
僕の体ももうすぐ消えてしまうんだろう。
冷たい風が音を立てて激しく吹きすさび、また雪を落とした。
僕の頬に触れた雪だけが溶けて、流れて落ちた。
この寒空の下、あたたかいのは頬を流れる
たくさんの雪(→涙)だけで……。
どうか、どうか僕を空に還してください。
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