陽射す窓辺がオレンジに
 窓を開ければ蒼空と淡い白雲。

 手に取る黄色のじょうろに水を、
 そしてベランダの深緑に朝ごはん。

 今日も水槽をたゆたう、
 更紗の金魚もお腹を空かせ、
 僕が顔を合わせると、
 餌をねだってダンスを踊る。

 
 何もない様な日常 無色に思えるそんな日々も
 ほら あなたの手を見て。
 肌色の下に 熱い真紅が流れてる。 

 だから日々を思うんだ 一日だって無駄にしちゃいけない
 だから日々を塗りつぶしていくんだ 僕だけの色で。


 
 シルバーの原付に跨って
 アイボリーの家々が横目に流れていく。

 路肩に見つけたピンクの花に、
 なぜか微笑み癒されてみる。

 ブラックのヘルメットを脱いだら、
 ここは何処かとぼんやりする。
 群青の河流に目を奪われて、
 陽の光の煌びやかさを知る。

 何も思わない日常 無駄に思えるそんな時間も
 ほら あなたの目を映し見て
 鳶色に囲まれ 漆黒の真円が輝いている。

 だから前向き歩くんだ 一歩だけでも進んでいけばいい
 だから明日を組み合わせていくんだ 大好きな色で。




 折れない鈍色の刀身が 胸の中で輝いて
 どうにもならない様な灰色の壁を 打ち壊していく

 だから声をあげるんだ 一つの楽器だと思いながら
 だから僕は詠い続けるんだ 暖かい色で。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

calm colors.

ウタダ先生の「colors」に影響されて、
たくさんの色に囲まれる歌詞を書きたかったのです・・・!!。

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投稿日:2008/03/25 16:10:52

文字数:612文字

カテゴリ:その他

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