光
目の前に開いた世界を君は受け入れるかな
絶望も希望も君はまだ知らないけれど
ある日宇宙に君は生まれる
なんてことないただの一瞬で
ほんのわずかな熱エネルギーとかすかに揺れる大気
その日虹がかかったり
どこかの国を光が包むなんてこともないけど
その揺らぎはそれ自体ひとつの宇宙なんだ
その揺らぎがもうほんの少しの熱と質量を追加して
その光はたった数センチ四方を照らすだろう
いつか虹がかかったら君はそれを見て笑う
そして確かにひとつの国を光が包むのさ
こんな世界を君は受け入れるかな
絶望も希望も君はまだ知らないけれど
もう一歩進んだら 君は何度も明日を呪う日が来る
その日までこの歌をしまっておいて
もう少しだけエントロピーが拡散したらきっと気付くだろう
君は世界を変えられないこと
君の世界に魔法はないこと
宇宙は数えるくらいの素粒子と法則でできた機械で
君もその一部ってこと
だけど
その揺らぎがもうほんの少しの涙と記憶を追加して
君の声はたった数センチ隣を揺さぶるだろう
いつか虹がかかったら君とそれを見て笑う
隣のもうひとつの揺らぎを光が包むのさ
揺らぎと揺らぎが重なって世界ができるのさ
そうやって開いた世界は君を受け入れるから
絶望も希望も君はもう知っているんだけど
もう一歩進んだら 君は僕と出逢う
その日までこの歌をしまっておくよ
コメント1
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ご意見・ご感想
youkan105
ご意見・ご感想
とっても素敵な曲ですね! 感動しました。
2016/03/25 18:39:22