超常、超越、才色兼備な　わたしエルゼ
純情、純真、清廉潔白　あなたはリリー

ディナーが済んだら　一緒につくるの
ベルラの箱庭
ふたりのほかには　だれにも見えない
しかけなの

愚かな彼らは　なんにも知らない
妬みも嫉みも　ここにはないのよ
貴方の虚ろで　きれいな眼差し
わたしの瞳に　ギラリと焼きつく

ドクドク弾むの　わたしの心臓
クラクラきてるの　あなたの視線
あなたとわたしで　塞ぐの、さあ
閉じてく箱庭には　ふたりだけ

ほら、ごらん？　不浄で不毛で美しい
わたしはあなたと　満たすの、ほら
閉じてく箱庭で　ふたりきり

強欲、狡猾、傍若無人な　フェイクの管理者
盲目、朦朧、傀儡仕様の　糸付きフィギュア

冷たいスープに　ソルトをまぶして
あなたとブランチ
微笑むわたしの　尽きない欲望
あふれだす

歪んだ慈愛は　私欲の慣れ果て
欺き、蔑み　全部取り込んで
あなたのきれいで　無垢なそのすべて
ココロもカラダも　わたしに預けて

ズキズキ疼くの　わたしのなにかが
ギンギン響くの　あなたの叫び
醒めない夢の中　もがくの、ただ
閉じてる箱庭では　癒せない

なぜ、苦しいの？　痛くて重くて醜いの？
「夢なら醒めて」と願えど　あぁ
閉じてる箱庭は叶えない

わたしの楽園　あなたとふたりで
ゆらゆら堕ちるの　いつまでも永遠に
甘さも苦さも痛みも　もう
感じぬ箱庭で　フタリキリ