碧の夢にたゆたう僕
聴こえる唄は泡沫の囁き
奏でる声は雫の揺らめき

いつからだろう?
いつまでだろう?

冷たく絡まる鎖だけが
いつも僕の傍にいる

浮かんで沈む光の粒に
問いかけるが応えもなく
僕の隣をすり抜けてゆく

檻から見上げる玻璃の空
手を伸ばせど届かぬ幻影(マボロシ)
煌めく水面 輝くは青
幾度もがけど届かぬ翼(ヒカリ)
羽根はあれど翔べない僕は
されど空に恋い焦がれ



青の夢を駆け抜ける僕
聴こえる唄は刹那の吐息
奏でる声は風の揺らめき

いつだったかな?
いつだったかな?

愛しき青は遠ざかり
切なく僕を締め付ける

迷い込んだ花弁の様に
朽ちた記憶は水底に落ち
僕の傍で冷たくなりゆく

水底で見上げる玻璃の空
遥か高く過ぎ去りし想い(マボロシ)
煌めく水面 輝くは青
追い縋る僕を留める楔
羽根は既に手折られて
それでも空に恋い焦がれ


不意に舞い降りた
一片(ヒトヒラ)の花弁(ヒカリ)
懐かしい音色に誘われて
見上げた水面に
舞い散るは……



鏡越し見上げた玻璃の空
手を伸ばせど掴めぬ幻想(マボロシ)
煌めく水面 輝くは青
幾度もがけど叶わぬ翼(ヒカリ)
羽根はあれど翔べない僕は
それでも空に焦がれ続けて


檻から見上げる玻璃の空
遥か彼方に流れる追憶
煌めく水面 輝くは青
追い縋る僕を逃さぬ鎖
羽根は既に手折られて
それでも空に恋い焦がれ
いつまでも青の夢を見る
玻璃の空に抱かれながら…

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

玻璃の空

ファンタジー風

閲覧数:134

投稿日:2012/10/29 20:27:01

文字数:620文字

カテゴリ:歌詞

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