AKATSUKI - 暁
とある船が沈んだ11月の海の歌です
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茜色の汀には、幾千の瞬き
巡り来る秋の霧雨は、憂き世を鈍色に染める
人々が結んだ絆は皆、全て海に帰り
暁が宵闇を裂いて、弔火(とむらび)は天へ昇る
寄せて返す波のように
想いは近付いては離れて
天の下の樹のように
長い時を経てやがて花咲いた
響き渡る声のように
波紋は空を白く照らした
静寂をかき乱して
友はまだ電を轟かせた
限りなく
落ちて往く
夜の底へと
暗闇に
一人でも
今はそれでいい
響き渡る声のように
波紋は空を白く照らした
静寂をかき乱して
友はまだ雷を轟かせた
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