ここから 君は 飛び立つ
朽ちゆく身に 光も水も閉ざし
揺蕩う心 冷たく
全て夢と 願うの
花はただ 色 みずあさぎ
流れて消えゆく声を 木の葉に乗せて
無為になれてしまった
ひとりの朝も なれてしまった
残り香がいつか かき消されるなら
せめてお願い ずっと 想いここに
冬の音 薄く 砕ける
花を咲かす 愛し君の名
夜はただ 起きるともなく
ひらひら散りゆく花を眺めていれば
淡くうつりゆくように
季節は色を 変えてしまった
この身だけひとつ 変わらない今も
勿忘草を そっと 月夜をめぐり
無為になれてしまった
ひとりの朝も なれてしまった
残り香がいつか かき消されるなら
せめてお願い
… 忘れないで
淡くうつりゆくように
季節は色を 変えてしまった
この身だけひとつ 変わらない今も
勿忘草で紅涙を隠す
想い人と月がいつかめぐり逢うまで
この香に今日も祈り続けた
穏やかに強く この花言葉を 切なく残す
もっと 腕に深く
嗚呼このままセカイが終わるのならば
私は永遠に 愛する
止まない雨も
優しい笑顔も
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