酒に枯れる喉 宵に抱(いだ)かれて酔い
涙さえ途切れ
よぎる瞳 貴女の
消えていく温度 その躰 轟く静寂
愛してたあの頃は 微熱帯びた 回想
過ぎた時計の針はもう 疼く闇の彼方に
今日も街は優しくて
瓦礫に埋めた愛の芽は 今も目覚めはしないさ
煙草の白いモヤが 月光を遮る
(間奏)
星屑が示す 待ち合わせの足跡
激情に委ね 感じ、刻んだ 口づけ
安らかに夜を 木霊する 月に憧れ
怠惰さえ拭えずに 貴女の指を 求めて
色褪せた赤いルージュ 写真なぞってみても
迎えに来てくれないのさ
脳内巡る言の葉は もどかしく虚を彷徨う
カサつく黒い肌を 月光が見ている
(間奏)
瓦礫に埋めた愛の芽はもう 二度と目覚めない?
草臥れ眠る顔 月光が奏でる
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