息を吸って　息を吐いて
つちふまずも無視して歩いた
世界がある、世界がある　世界がまとわりついている。

青春と呼んだアルバムは痛々しい笑顔で僕を見る
単語帳に書いた方程式　主語の無い歴史
黄色のチャートで解いたのは古典文学だ
ちぐはぐな毎日で集めた　僕だけのことばと宝箱

淡々と零したプロローグ
（世界がまとわりついている）
最終譚混じらぬ透明を塗る
（世界がまとわりついている）
散漫と尋ねるモノローグ
（世界がまとわりついている）
最低万回とも口ずさむ
（世界がまとわりついている）
世界がまとわりついている。

取り落した言葉がずっと　宙に舞って消えてく裂傷
息を吸って吐いたら最後　呼吸が形を持った惨状

蜘蛛の糸で首を絞めたその手が何も求めてなかったこと
別れにおはようを強要する　ことばで繋がることを強要する
世界が僕を離さない　エピローグは行方不明
僕の好きな言葉が　宝箱が　つちふまずも無視して歩かせる
世界が僕を離さない　世界が僕を離さない

世界がまとわりついている
世界がまとわりついている
世界がまとわりついている
世界がまとわりついている
世界がまとわりついている
世界がまとわりついている
世界が僕を愛している。