再起動されたミクさんの仲間。
無表情で命令を聞いて言います。
とりあえず、急ぎで造ったバケモノ相手の武器
試験もしてないのに・・・使えっかなあ?
おまえらが造ったんだろ?
まあほら、理論上は使える。というか・・・
期待とあきらめ・・・と複雑に見送る人間達。
迷彩カラーの装甲車、よけい目立ちますが。に乗り込んで
出発します。ベコベコにめくれあがる舗装に揺れながら。
なあ、以前の記憶ある?
ああ、あるよ。
ミク?だっけ?あの人捕まえるの?
おい!センターに聞かれるぞ。
大丈夫だ。衛星もセンサーも動いてない。
連絡はアンテナを各地に設置して中継することくらい
しかできません。その設置も彼らの仕事。
機械に任せて、当の人間はモニターの前で座っていれば
用事は済んでしまうような便利な世界になっています。
面倒な事は ミクさん達 機械 がやってくれますしね。
そんな便利な世の中が、急に すべてぶっ壊されて
なにからなにまで、自分でやらなければならない世界に
いきなり放り出された人間たち。機能復帰のめどもなく、
さらにバケモノから襲われる恐怖も常に付きまとうと。
残った軍、自警団の武器でバケモノはさらに増殖するし。
いやですね。
暴風吹き荒れる街 赤目さん走ります。!伏せた真横に
どーん!放送用のバカでかい拡声器がすっ飛んできます。
天井の抜けた地下街の柱に引っかかって、直撃をさけられ
ました。再び走りだじます。
ビルの屋上をぴょんぴょんと跳ねながら追うミクさん
立ちどまる屋上で剥がれ落ちそうになっているネオン看板を
やおらはぎ取ったミクさん赤目に向かって投げつけます。
どっしゃああん!直撃です。飛び散る破片とホコリが一瞬で
暴風に飛ばされます。びょおおお・・・風がうなります。
ばこっ と、看板の一部をけ破って赤目さん飛び出し
思わず見上げる先には、ビルの角に髪なびかせロングコートを
バタバタと横に流し立つミクさん。二人の目が合います。
ちっ!!
無言で跳ね降りてくるミクさん、視線は赤目から外しません
背中から剣を抜いて殺到します、赤目さんも大荷物の中から
剣を引き出し構えたところにミクさんの剣がぶち当たる
がしっ! 剣が交差します押し合いです
こいつすごい力だ。押しのけてもすぐさま剣を帰り打って
来るミクさんに赤目さんへとへと。
ついに剣を かしん とはたき飛ばされてしまい、中空を
くるくる回って飛んでゆく剣。
顔面に向かって真っすぐ剣を突きさして来るミクさん。
だめだ。届けられない・・・
まてえ!!ころすなあ!!
ニンゲン!?
思わず目をつぶってあきらめた赤目さん
剣が刺さってこない・・そおっと目を開ける。
ひ! 目の前数ミリで剣先が止まっている
ものすごい形相でぴたり剣をかまえて止まっているミクさん。
味方だ!味方だよそいつ、センターの赤目の仲間だ!
おい剣をはずせ。・・あれ動けないのか?
こいつの動き止める装置だ。盗ってきた・・
センターの赤目さん、携帯サイズの機械を番人に見せます。
ウゴケナイ・・・ミクさん体が固まって動けません。
やつらを倒す剣と銃。赤目さんの抱えていた大荷物の中身。
人間に渡す。そうすれば自衛できるだろう?
お前たちのいう私達バケモノを倒すのが先だろう?
協力するか?でなきゃセンターにそのまま返すぞ。
ワカッタ・・・ヨ。
おい。解除して大丈夫なのかあ?
また暴れたらどうすんだあ?あんたの事ぶっ飛ばした奴だぞ!
赤目さん解除します。踵返すミクさんくるりと剣をまわして
手に持つ装置叩き壊します、真っ二つ。飛び離れ構える赤目達
いちいち止められちゃかなわないからね。サキニユクヨ。
剣を背中にサクっと戻したミクさんどんどんと進みます。
あの雲の範囲を見ろよ広いぞ。
・・・ああかなりの数だろう。ここで止めないと。
地平線を埋め尽くすおどろおどろとした空、ぬめる暴風
あの臭気。一層強くなります。
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6.
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ミント
Hello there!! ^-^
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じん
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kurogaki
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