横切った風が
髪をなでていった
懐かしい香りは
あのころと同じもの
重なり合うあおに
遠く重ねる色
目を閉じればそこに
広がる記憶
小さな船がほほえんだ
照らすライトが向かう先
あのとき走り回った
景色がそこにある
波打ち際のかすかな記憶
夢に飲まれていく
いつしか気づいた
天井の最中
重なり合ういろに
遠く重ねるあお
目を閉じればそこに
あるはずの記憶
そら、あおに混ざりあう
言葉に悩むこともせず
そら、そこにむかって
あのいろに染まる
重なり合う自分
遠く重ねるきおく
目を閉じればそこに…
遠く思うばしょ
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