僕の 荷物は 少なくて 不安も 少し あるけれど
春は 桜は また今年も いつもの 坂道を 彩る
ああ さよなら 思い出溢れて
ああ 振り返る セピア色の日々
ああ ありがとう 見慣れたこの 景色
一歩 また一歩 足跡を付けて
まだ 幼い 僕の翼は 「からくるくり」と 「からくるくり」と まわります
助走を付けて あの坂道を 転げそうに 明日へ走る
遠く 離れた 故郷も こんな色の 空だったかな?
人波 掻き分けて 不慣れな道を 不慣れな笑顔で 歩いて
ああ それでも 心に燻る
もう一人の僕が 声を弾ませて
「ああ 知りたいこと 知らないことが ねぇこんなにも まだこんなにも」
春風が 吹き抜けて行く 一重花びら舞い踊る この空に
羽を広げて 雲の隙間を 泳ぐ 鳥に 僕を重ねた
ねぇ 新しい 季節を告げるように (桜吹雪が 唄う (涙色に染まる
涙落ちるよりもはやく 時は僕の背中を押してくから
この街は 機械のように からくるくりと からくるくりと まわります
僕の心が 錆付きそうな 都会の雨が 虹を作った
まだ 幼い 僕の翼は 「からくるくり」と 「からくるくり」と まわります
太陽に叫ぶ 僕の身体が 浮かんだ気がして この手をかざす
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