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春の蟲  【GUMI】

歌詞(※猟奇注意)

大正12年、ある孤児院に女の子が連れて来られた
彼女は物心ついた時には親の記憶がなく
友達もいなかった・・・そんな彼女が恋をしたのである

彼はとても優しく、初恋の人でした
齢16の夏愛を告白しました

二人とも一目惚れであった
恋は実り花を咲かせた
それからというもの、秘密の合図を決めては
密かに愛を育んだ

初めてのことばかりで戸惑っていたけれど
彼は暖かく私を包んでくれました

しかし現実は残酷だ

甘い甘い接吻、永遠の愛を誓った次の朝には
彼の姿なく、手紙が落ちていた

「ごめんなさい、愛せません。兄妹同士では・・・」

彼は兄妹であることを知りながら隠していたのだ
彼女は後を追った

ひとり夢見た家族の生活はもう幻
髪をなびかせ彼を探したいつまでも
目の周りが回りだして倒れたままもどした
動脈が騒ぎ、瞼が熱いのがわかった
そして―

彼女の妊娠が発覚した時分、彼の居場所もわかった
明るく出迎えてくれるはずの彼は、既に事切れていた
自ら命を絶ったのである

廃墟の家に二人

目の前に横たわるあなたの冷たいからだ
やっと会えたあなたに優しく何度も
キスをしてあげたの

彼女はどうしていいかわからなかった
ふと、彼女に化粧を施し自分の人形にしようと思い立った
しばらくはそうやってうっとりしていた

しかし、彼女は驚いた
ついこの間まで綺麗だった彼の死体が膨れ上がっているのである
ウジの湧いた兄を見て戦慄した
早く元に戻さないと
しかし、大きなお腹が動作を鈍らせた

蝕まれていく兄の体をどうにかして、どうにかして・・・
腐りゆく愛の形はなすすべもなく鋭い異臭を放った

私は火の灯ったロウソクを放ち・・・(ごめんね)

火事に駆けつけた村人の証言によると、
炎の中、お腹のおきい、半狂乱の女が
くろいどろどろを相手に
マスターベーションをしていたそうである

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投稿日:2012/02/25 23:20:25

長さ:05:44

ファイルサイズ:5.2MB

カテゴリ:音楽

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