【S0】
新しい景色を         これから描(えが)いていこう
破れた先にひろがる     空一面のキャンバス

【A1】
容器に溜まった涙       流したら次に向かう
イーゼルに画用紙に     もう両手塞がって
汚れたパレットと筆     まとめて洗ったら
お気に入りのビリジアンを   少しだけのせて

【B1】
あやふやな夜明けの縁(ふち)   輪郭をぼかして
浮かびあがってゆく朝日       つないでいく

【S1】
新しい景色に         光の風が舞って
山を 森を 街をぬけて    あちこちに吹きわたるよ
わくわくしている        子供の頃のように
細い路地の隙間ぬって      宝物 また一つ


【A2】
白い夢から目覚め       リアルに向かっていくのは
多分忘れる事ない      一瞬描(えが)く為
絞りきった絵の具はもう  二度とは使えない
けど握りしめるたびに    大事なドア開(ひら)く

【B2】
心に黒一色しか浮かばない 深い夜
見つめる遥か彼方の    その奥に

【S2】
まばゆい光が       近付いてくる予感
世界の境目は今    大好きな色に染まる
やがて迎えに来る    静かに風伴って
乾いた目を潤ませても 瞼の裏にまだ残る

【C】
形にできないもの 言葉で言い表せないもの
いまだ答えのない全てのもの 何度も 絵筆にのせて

【S3】
新しい景色が        白い夢に広がって
空の色と重なって     ひとつの風景になる
新しい景色を       背に乗せてまた歩いて
いつかここに掲げるだろう 空一面に キャンバス


<かな>

【S0】
あたらしーいけしきお       これからーえがいていーこ
やぶーれたさきーにひろがる  そらーいちめーんの きゃんぱす

【A1】
ようきにーたまーったなーみだ   ながしたーらつぎーにむかう
いーぜるーにがよーしに      もーりょーてふさがーって
よごれたーぱれーっととふで    まとめてあらーったら
おきにいーりのびりじーあんお  すこしだけーのせーて

【B1】
あやふやーなよあけーのふち   りんかーくーおぼーかして
うかびーあがってゆくあさひー   つないでく

【S1】
あたらしーいけしきに          ひかりーのかーぜがまって
やまお もりお まちおーぬけて    あちこちーにふきわたーるよ
わくわーくしている             こどもーのころのように
ほそいろじのすきまーぬって       たからーもーの またひとつ


【A2】
しろいゆーめかーらめざめ      りあるにむかーっていくのわ
たぶんわーすれーることない     いーしゅんえがーくため
しぼりきったえーのぐわもう   にどーとわーつかえない
けどにぎーりしめるーたびに    だいじなどあひらーく

【B2】
こころにーくろいーっしょくしか    うかばなーいふかーいよる
みつめーるはるかかなーたの    そのおくに

【S2】
まばゆいひかりが        ちかづいてくるよかーん
せかいのさかいめーわいま  だいすきないろにそーまる
やがてむーかえにくる     しずかにーかぜーともなって
かわいためおうるませても  まぶたのうらーにまだのこる

【C】
かたちーにできーないもの ことばでーいいーあらわせなーいもの
いまだーこたえーのない すべーてのもの なんどもえふでにーのせて

【S3】
あたらしーいけしきが    しろいゆーめにひろがーって
そらのいろとかさなって   ひとつーのふうけいーになる
あたらしーいけしきお  せにのせてまたあるいて
いつかここにかかげるだろう そーらいちーめんに きゃんばす

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

sky canvas

作曲者様からは説明にて、
「明るく」という指定があったにもかかわらず
何故かこうなりました。

拝聴した時、とてもキラキラしてて
まるで光の粒子が飛び散って舞っているような印象は
受けたには受けたのですが、その中でもなんとなく
「凛とした輝き」「闇の中で光は一層と輝く」
みたいなイメージがわいたので。

ただ、曲をお聴きした時
『光の粒子が飛び散るような印象を受ける曲なので、
そこにわざわざ更に私がそれを詞で書く必要はない』
という気もしたので、そういうフレーズは避けながら書いたつもりです。
光の風、とかそこら辺までにして。

今回のダブルミーングは
「容器に」=「陽気に」「ぬって」=「縫って」「塗って」くらいです。


上記は、下記のAtori様の曲をもとに作詞させて頂きました。ありがとうございました。

http://piapro.jp/t/i1pN

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投稿日:2016/04/07 06:54:56

文字数:1,609文字

カテゴリ:歌詞

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