もうなにも感じない
怠惰を潰す日常
余りある時間がすぐに溶けていく

これほど、空しいのは
モノクロの世界が色を持たないから
誰かの悪戯で、ピカソでも描いてと笑う

ここにいるよ、白黒な世界は見飽きたよ
思い出なんて棄てればいいのに
「おかえり」の言葉が僕の喉で待ちわびてる


不意を突かれた
もう付けることのない光が
ありきたりな日常を染めていく
照らしていく

こんなに綺麗なのは
もう二度と戻らないからで
誰にも触れられず、息を止めて喚く

こんなものが、ここにあるのは
始末の悪い、僕のせいだよ
要らないなら棄てればいいのに
「ただいま」の言葉を静寂の中で待つ

もう誰もいないなら、声をあげて泣き叫んで
扉が開かないように、水浸しにしてしまいたい

「さよなら」と「ごめんなさい」が頭の中で反芻する
近づく足音など気が付かず

「ここにいるよ」そう聞こえたよ
視界には何も見えてないけど
「今戻りました」泣いていたよ
「おかえりなさい」すがる声
「ただいま」の言葉がドアを軽く叩いていた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

【曲募集】エンゲージ

大事な人がいなくなった時、あなたの目に映るのは色のない世界ですか?そんなあなたはその人が戻ってきたことを信じられますか?

閲覧数:136

投稿日:2011/02/13 10:32:38

文字数:457文字

カテゴリ:歌詞

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