夜桜の下君想ふ
木漏れ日の下 君は笑ってた
揺れるその髪に 触れてみたいと願う
君は何度も 遠くへ逃げる
巡る時の中 その歩みは止まらない
君の見る この世界 僕は嫌いだ
だけども 何故だかね 君が隣に居るときは
「悪くない」そんな気もしてしまうんだ
夜に咲く 花のような この想い
いつの日か 君にまで 届くかな
夜に散る 儚い桜のように 終わりたくない 月よ
満月を 仰いだら ひとひら花びらが
落ちて 風に さらわれた
君までも 春風に 奪われたくはない
そんな 独り言を言う
雑音だらけ そんな世界で
鈴のような その声が心地よく響く
特別なんだ 気づいた時は
春が訪れて 道端にスミレが咲く
微笑みを振りまく そんな姿が
愛しくて でも嫌い 複雑な心
雨の日も 風の日も 散らない花のように
君は強い
夜が来て 暗闇に 紛れたら
君のこと 僕の手で 攫おうかな
夜桜に 想い馳せ 焦がれて 旋律を奏でる
響け。
朝なんか 来なくていい
照らされた桜が
ひらり ひらり 舞い落ちる
この恋も 少しずつ 散りゆくのだろうか
だけど 今は 桜に酔わせて
儚いものは すごく美しい
夜に散る 花のような この想いを秘めて
僕はまだ 春の中を生きる
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