雨の窓辺 かすかに映る 影が滲んでく
頬を伝う 涙はまるで 偽りの宝石(いし)



糸を引く 熱に 溶けて沈んで
幻影(ゆめ) 絡めとられた
蝶の翅(はね)食(は)み 擬態する 猛毒

道端に咲く名もなき花を
あなたが愛すと言うなら
私はこの手でその無垢な白を
摘み取り奪うでしょう

蜜の香りに口づけをして
愚かな子猫の素振りで
引き裂く純潔に散らした赤と
夜に乱れ咲き誇るあなた

よく似ている

割れた鏡 歪んで映る 姿崩れてく
闇に浮かぶ 月の光を 淡く弾いて

夢幻(むげん)

終わらない 醒めぬ 夢に溺れて
呼吸(いき) 絡め取られた
戻れないまま 加速する 衝動

遠い空ゆく名もなき鳥を
あなたが愛すというなら
私はこの手でその無垢な歌を
閉じ込め奪うでしょう

金の鳥籠茨を這わせ
無邪気な子供の口調で
歌をせがむのよ私だけのため
全て忘れ声の枯れるまで



夜の夢に浮かぶ赤い月
静かにただ微笑む



道端に咲く名もなき花も
あの空歌歌う鳥も
貴方の瞳が追うもの全てを
私は奪うでしょう

夜の色した目隠しをして
高く香る薔薇の棘で
引き裂く純潔に散らした赤と
夜に乱れ咲き誇るあなた

あなた

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【曲決定済】Sister Horic

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投稿日:2014/10/13 03:01:02

文字数:512文字

カテゴリ:歌詞

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