拝啓、有彩の君へ
もう会うことはないだろう
思い出すなんてしないよ
楽しくも悲しい夢に
さようなら


なんてね、僕は強がりで
そんなことできやしないのに
なけなしの見栄を張って
笑った振りで泣いてんだ

僕の言葉で何かを掴める
そんな力が合ったなら
もう遅い話だけれど

憧憬、有彩の空へ
蒼色さえ忘れてても
思い出すなんてしないで
消えてしまいそうな僕の
傷口だけ癒えるまでは
今はただ鉛の空に
浸りたい


今日はさ、君が泣いた日だ
内の方に隠した声を
本当を見せてくれた
おかしくなんか無いんだよ

君の涙は有色透明
片手で少し掬ってほら
真っ白いページを染めて

背景、紅の君へ
輪郭さえ曖昧でも
諦めるなんてしないで
消えてしまいそうな君の
その夢だって大事だから
今はまだ僕のことを
頼ってよ

なんてずるいか 少し卑怯か
だけど許して 気づかないでしょ
僕の本当の気持ちになんて


憧憬、有彩の空へ
蒼色さえ忘れてても
思い出すなんてしないで
消えてしまいそうな僕の
傷口だけ癒えるまでは
今はただ鉛の空に
浸りたい

離れる時が来るまでは
どうかまだ隣の君を
想わせて

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

憧憬、有彩の空【曲募集】

君の色を少し頂戴。

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投稿日:2016/10/15 08:03:13

文字数:494文字

カテゴリ:歌詞

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