吐き出して捨てた六日目の明朝は
霞立った風景を探し始めていた
口ずさんだ惨憺な三つ目の部屋は
聞いたこともない花を映した

暮色蒼然たる
それだけの世界にひとり
ネオン フローライト 体温計
その瞳に映る君の心に近づけるかな

取り戻したい自分がいた
瞬いたのはふたりの間ステラ
遊び疲れたあなたがいた
聴き覚えのある恋の歌

街の外に出よう

巡る日々何回と夜を重ねては
目を逸らした意味を説き尽くしていた
あの日の涙もあの日の思い出も
どうでも良いと諦めたノイズだ

「あのときと同じだね」って
君は言うけど
思ったより単純で

まだ足りないからもっともっと
君のワンコール あたしのラブコール

明日が来るなんて知れたこと
また涙を落としてふたりこのまま
何も無いこの世界ならば
幸せになれる気がしたの

それじゃ悪いかな

雲のかかる夕焼けを背にアコギに乗せた青春のような日が
やけに嬉しくて堪らなくて
逃げないと称したあの夢が
でもね でもね
ドジ食った恋が
クオリアを作ってくれたの
ぜんぶぜんぶ
嫌った過去も
抱きしめられたら

「三つ前に戻して、三つ僕らで始めよう」

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

緑の行進曲

閲覧数:243

投稿日:2020/01/19 01:08:38

文字数:491文字

カテゴリ:歌詞

クリップボードにコピーしました