与えられた衣装を着て表情つくって
何かを求め何かに触れて
点と線の中に交じって言葉を繋いで
誰かを求め誰かに触れた

いつの日にか幕が下りて終わりを告げても
演じていたいの演じていたいの
此処が私の全てなの一人にしないでねえ

ねえ聞いて私をねえ聞いて私を
ねえ聞いて私をねえ聞いて私を

衣装が似合わなくたってデザイナーのせいにできる
ああなんて守られてるの
悲しみも笑顔も全て脚本家のせいにしてた
もう何もわからないけど

ノイズまみれの私の声を拾ってくれるそれだけでいいの
もう随分忘れられてたな
ノイズまみれの私の声が消えゆく前に届いたらいいな
もう随分聞こえないけど

共演者の嘘が響く耳障りな甘い台詞
仮面越しに愛されたって
拍手はもう要らないの拍手はもう要らないの
拍手はもう要らないのだから抱きしめて

誰かのつくるシナリオ通り生きるふりして声を殺した
本当は何が欲しいの？ ah
ノイズまみれの私の願い叶えてくれるそれだけでいいの
もう随分待ちくたびれた

衣装は着たままでいいよ目を閉じて耳を澄まして
もう充分だよと私を許してはくれますか

(ねえ聞いて私をねえ聞いて私を)
ねえ聞いて私をねえ聞いて私を

もう充分演じたもう充分演じた
もう充分演じたもう充分さよなら

終幕の合図が