雨音の朝。
銀色の窓に
かざす手のひら一つ。
君のためと
隠した鏡に映る
あの日のこと。
見慣れたはずの部屋で2人
あのいつもの笑顔はない。
大人のフリして隠した
僕の鼓動聴こえてくる。
君を忘れるために
何度も捨てた想い。
君に伝えるはずの言葉。
雨よ、掻き消して。
想い返す。
春色の街に
揺れるあの日の笑顔
いまも残る。
夢花火の匂い。
2人見上げた空。
にじむ頬に気付かぬほど
君のことを愛していた。
いまも残る胸の痛み。
歩き方も忘れたまま。
君と見たあの空に
何度も誓った想い。
僕に何ができたの?
笑う君の明日に。
きっとどんな事でも
君を隠せはしない。
他には何もいらない。
あの日そう言えたなら。
君がそばにいたなら
どんな言葉をかけよう。
あの日止められたなら
いまも君と2人で。
君を忘れるために
何度も捨てた想い。
君に伝えるはずの言葉。
雨よ、掻き消して。
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