ショートカットの女の子(off vocal)

「ショートカットの女の子」

ショートカットの女の子、学校帰りにタワレコへ。
この道、真っ直ぐ通りゃんせ、寄り道をしてはいけません。

セーラー服の女の子、知らないカラスと笑ってる。
冷たい目をして通り過ぎ、知らない街へと消えてゆく。

キラキラ星のシールを貼ったかばんを捨てて、少女はどこへ、
桜の舞い散る季節になったら少女は群青置いてゆく。

マンガを読んでる女の子、一人でクスクス笑ってる。
手帳に書かれた予定には、昨日の事だけ書かれてる。

横断歩道の女の子、ふらふらさまよい歩いてる。
流行りのメロディー口ずさむ。
頭に焼き付き離れない。

キラキラ星よりカラスと微睡み。
かばんを捨てて、少女はどこへ
恋する瞳の水彩模様がカラスを見ている。
濁っていく。


「一枚、二枚と数えてみましょう。あれあれ、不思議ね一枚足りない」
「三枚、四枚、数えてみましょう。あれあれ、不思議ね一枚足りない」
「五枚と、六枚、数えてみましょう。あれあれ、不思議ね一枚足りない」
「七枚、八枚、数えてみましょう。」
「全然足りない・・・・・・・・」


キラキラ星のシールを貼ったかばんを捨てて、少女はどこへ、
桜の舞い散る季節になったら少女は群青置いてゆく。

キラキラ星よりカラスと微睡み。
かばんを捨てて、少女はどこへ
恋する瞳の水彩模様がカラスを見ている。
濁っていく。

ショートカットの女の子、学校帰りに新宿へ
この道、真っ直ぐ通りゃんせ。
今夜も細道歩いてる。


了