騙された家族 囚われた姫
辿り着いた敵地が罠と知っても

誉を示して 跡継ぎを担うため
今宵こそ彼奴の首を晒そう

間合いを詰め
交わす太刀筋に
奇しくも似た構え
互いは刹那に悟り
ひそり笑む

我らもし二人 出会いが違ければ
血を流し合うことなど無く
夜桜の下で残月を眺めた そんな
泡沫は闇に失せ 息 疾く
刃が啼き 命が散る

篝火に蝶が燃えて朽ちる
猶予うまま 崩れて 風がはこぶ
土となり 花となり
水面は雨を焚べる
いつか巡りあう

我らもし二人 出会いが違ければ
血を流し合うことなど無く
夜桜の下で残月を眺めた そんな
泡沫は闇に失せ 息 疾く
刃が啼き 命が散る

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夜桜は頬を堕ちてゆく

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投稿日:2023/04/27 10:29:53

文字数:290文字

カテゴリ:歌詞

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