こんな景色も住んでた部屋も
あまりにも窮屈すぎてしまって
アノヒノカケラを拾い集めに
独りで鍵を壊し飛び出した

誰も見たことのない
世界がそこには広がってた
このパズルを組み合わせ
もう一度君に会いに行くよ

この身体が朽ち果てる前に
必ず君を探し出すから
このまま走り続けるよ
君に言われた言葉を頼りに

夕焼けに呑まれた寂しい音
それは終わりが始まる知らせだった
明日晴れたら何処へ行こうか
そんな願いも届かなかった

冷たいコンクリートに
打ち付ける冷たい雨に乗せて
声にならない叫びを
君の心に今叫ぶ

こんなモノクロな世界の中で
どうして君は眩しいのだろう
君の心にはどれだけ
深い傷を負っているのだろう

この物語は
報われないものなんだ
自由過ぎるから
何も出来なくなっていた

きっとこの夜が明ける前に
君はそっと消えてしまうんだ
伝えられなかった言葉は
このままずっとしまっておくよ