A1
緩い放物線を描いて飛んでくスニーカー
「あした また はれるかな」
そんな想いを乗せて

溶けた太陽が少しずつ家に光を灯す
遊び疲れた子どもたちのためにと

B1
屋根の上の猫はひとり夜空を見つめている
月が空を照らす前にスニーカー履きなおしたら

S1
手をふって高く声を張り上げて
「また あしたね」と 明日の自分にも届くように

遠くまで長くのびた影と今日を送る誰かの口笛

木々を揺らす冷たい風 帰りそびれた風鈴
眠りについたシーソー 遊び足りないブランコ

明日もきっと会えるから今は帰り道を行こう
夜が空を覆う前に 進め 進め 進め


A2
月が茜の街を冷まして紺色に染めてく
明日の景色がまだ見えないようにと

B2
屋根の上の猫は夜に撫でられ目を閉じてる
星が空を埋める前に家まで辿り着かなきゃ

S2
どこからか今 確かに聞こえた「おかえり」の声
帰る人の足を速めてく

振り向けば もう 夜に溶け合う影と瞬いてる街灯

太陽と月の境で別れを惜しむ鳥たち
明日と昨日の狭間で日々を生きてる僕たち

いずれ消えていく今日を暗く塗りつぶされないよう
明かりの灯った家まで 夜が追いつく前に


S3
駆け抜けて もう ゴールはすぐそこ
追いかけてくる月でさえも振り切ってしまえるほど
心配そうな太陽が沈みきる前に

早鐘を打つ心臓 額から流れる汗
疲れを癒すかのような秋を誘う冷たい風
ラララ ラララ 口ずさむ どこかで聞いた応援歌
ラララ ラララ 口ずさむ ラララ ラララ ラララ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

◇ 夕暮れの街

こゆさんの曲(http://piapro.jp/t/Ec6I)を元に
歌詞を書かせていただきました。


どことなくノスタルジックな雰囲気を感じたので。
(漢字の"明日"は"あす"読みです)

閲覧数:370

投稿日:2012/09/18 23:35:08

文字数:653文字

カテゴリ:歌詞

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