林檎の果実

義務を捨てて波に飲まれた私を
吐息で酔わせてくれたけど
鏡の向こう側で嘘を付いては
夢の中でさえからかうの

いなくても同じなら 早く伝えて欲しい
答えてくれなければ きっと死んでしまうから

濡れたアスファルトで削れた その命で
傷付けて 私を小さくさせて
行き着く先は 冷えた果実

防波堤の中で絵を描くあなたを
憎むように愛し続けて
霧の向こうで霞む夜の風は
艶めかしい林檎の香り

飽きてしまいそうなら すぐに別れを告げて
ここから飛び降りたら きっと楽になれるから

小さなダイヤで尖らせた その心を
少しづつ 私に滑り込ませて
辿り着くのは 冷えた果実

鉄を打つような暮らしも
長くは続かないもの
消えて行きそうな私を ねえ探して 探して

弾を込めて大人しく待つ その身体で
撃ち抜いて 私を血で温めて
夜の終わりの 冷えた果実

ライセンス

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【作曲募集】林檎の果実【コラボ募集】

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・歌詞の再編集・修正
・手持ちのボーカル音源の差し替え・調声
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※ただし、使用する場合は必ず作詞に「玄川静夢」のクレジット表記と、事前に使用用途のご連絡をお願いします(著作権を放棄しているわけではありません)。

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投稿日:2024/02/17 06:44:57

文字数:379文字

カテゴリ:歌詞

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