小高い丘で

春には戻るんでしょう？
震える声を抑えそう尋ねる

小高い丘に２人君は街を見下ろす
振り向く君が答える

必ずここへ戻る心はいつも共になんて恰好つけていた

答えになってないよってそれでも嬉しかった

笑ってみた上手くいかない

怒ってみた君は困った顔をしてた

愛しかった愛おしかった

幾つもの時が流れた
春は過ぎ去ったそれでも

君は戻らない．．．

古い夢を見た君が居た季節

金色の回廊 2人駆け抜けたすべてが煌めいていた頃

夏の太陽急な通り雨ふらつく僕を支えた君の肩

凍る吐息見上げたオーロラの波痛む頬とその手の温もりを

菜の花の香り丘に続く坂道を、登る君の姿が見えるのを
僕は待っていた君を待っていた．．．

小高い丘の上で長い長い手紙書いて思い出をしまったんだ
大切に大切に心にしまったんだ