夜毎見事
君と今と語る
夜毎身ごと
なぞるかたち
捕らえ切れずに

寒い声が
くせになるとふたり
冷えた足を
添わすまま
月が消えて行くよ

また
足りない白が

呼んでいる

悲しだけで
肩に咲く緋(ひ)の花
悔しだけで
背中浮くは紫紺(しこん)の色

淋しだけで
まぶたに咲く蒼(あお)と
恋しだけで
胸に刺さる銀の棘(とげ)

ひとつ ずつ

いく季節 数えては
また言葉 覚えてて
もう一人の夜でも
眠れてた

あの頃よりずっと ねぇ
昼夜(ひるよる)を 過ぎたのに
ひとりだけの夜はもう
眠れない 嗚呼

甘い夢が 恋いし夢が
まるい声が ぬくむ腕が ほてる息が
つかむ足が すべりこんだ 暗い窓辺

淡い夢が 乞いし夢が 甘い恋が
淡い声が ちぢれちぢれ 空に消える

痛い音が かすれのどが 傷の姿
雨の声が 耳をふさぐ 暗い四更(しこう)

消える意思が 泣いた声が 散った灰が
まわる風が ひとみ覆う 濡れた枕
君の夢が 消えた夜明け

この作品にはライセンスが付与されていません。この作品を複製・頒布したいときは、作者に連絡して許諾を得て下さい。

Hybrid Interlude.(仮/応募用)

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投稿日:2010/01/30 01:57:40

文字数:427文字

カテゴリ:歌詞

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