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ユグ
いつだって僕は死にたがり
消えてくれない黒い靄は
いつからか人が怖くなり
嫌われないよう祈っていた
名前をつけよう
君の名はユグだ
後悔ばかりの人生だったけど
明日ももう見えないよ
ねえ君はよわいひと無力な少年だ
呪い呪われ何にも気付かず灰になっていく
そんな心の持ち方も上手な消え方も
必要ないでしょ誰にも関係ないまま
やがて君は愛を知る
知った気になり満たされている
でもそれは思い上がりなの
あの子の視界に君はいない
ずっとかなしいの
期待してしまったから
信じようと希望を持ってしまった
惨めな劣情絶望
きっと結末もわかりきっていた
嫌いだ 世界 人 救われたがるそんな自分が
だって分かち合えはしない 死に損なった日から
誰も許しちゃくれないよ全部嘘だよ
君の知らないところであの子はだんだんと
変わっていく美しくなっていく大人になっていく
そうだずっとひとりなのは あなただけだったのよ
上手に消え去る方法は もういらないでしょう
どうにかどうかお元気で それじゃさようなら
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