～刹那人～

昨日が消える　明日が見える　今日が始まる　生まれ変われる
明日もきっと　今日を昨日に　生まれ変わらせ　生きていくんだ
過去の自分と　今の自分が　僕たらしめる　唯一の物
未来の僕は　きっと今日より　少し大人になるんだろう

「さよなら」簡単に放り投げた　昨日の明日が今日だったのに
「ごめんね」足下へ転げ落ちた　明日の昨日が今日のはずさ
「ありがとう」君は知っていたんだ　昨日の僕が疑ってたこと
「どうして？」僕にも分からないんだ
昨日の　明日の　今日の僕にはきっと


時間が過ぎる　日付が変わる　今日が終わって　今日が始まる
何の捻りも　拘りも無く　ただただ過ぎる　死へと近づく
「いつかはきっと」　「僕にもきっと」　淡い期待は　甘い期待で
それに気付かず　普通に生きる　死への恐怖は枯れ果てた

「さよなら」簡単に放り捨てた　明日の昨日が今日だってのに
「ごめんね」足下へ腐り落ちた　昨日の明日は今日なんだろ
「ありがとう」君は分かってたんだ　昨日の僕が信じれないこと
「どうしたの？」僕も分からないんだ
今の　明日の　明後日の僕はもっと

「さよなら」簡単に放り投げた　昨日の明日が今日だったのに
「ごめんね」足下へ転げ落ちた　明日の昨日が今日のはずさ

「さよなら」それでも湧いて出てきた　思いは止めようにも止まらずに
「ごめんね」昨日まで疑ってて　「ごめんね」明日から消えちゃうけど
「ごめんね」今日はまだ間に合うから　「ごめんね」今日だけは隣にいて
「さよなら」時間は止まるけれど　君には変わらず明日が来るから