冷たい窓の涙跡
伸ばす指が白く
私の頬の涙痕
落とす息が淡く
溶けていく

優しい星の歌声が
狭い部屋を揺すり
優しい君の残り香が
弱いこころ焦がす

愛してるを重ねた
日々が夢に沈んで
掴み損ねた熱は もう
二度と戻って来ない

甘く微笑ったやわらかな声とか
躊躇いながら絡めた指さえ
好きで 愛しくて 堪らなくて
「ねえ、君は今幸せ?」
答えないけれど

片肩寒く震えながら
自分の居場所探し歩いてる
欠けた世界の両端
俯く泣き濡れた影ふたつ

手の甲なぞり温もり分け合った
この両手が君を忘れていく
曇りガラスに切り取られた部屋
「好き」も もう君には
届かないみたい

なんて悪い冗談だろう
ねえ、笑えないよ

冷たい窓の涙跡
触れる指が赤く
私の頬の涙痕
そっと拭うのはもう
君じゃない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Winter's Room

へべれけさんの歌詞募集の曲を聞かせていただき、素晴らしい楽曲でしたので恐縮ながら歌詞を考えさせていただきました。
未練を残しながら愛しい人と離れた女の子の気持ちと、冬の夜をイメージしています。

「涙跡」「涙痕」はどちらも「なみだあと」と読みます。
「微笑った」は「わらった」です。

追記(12/17):大変ありがたいことに、採用通知をいただきました。音源をいただき次第フルverを考えさせていただきたいと思います。へべれけさんはじめ関係者の皆様、どうぞよろしくお願いします。
追記(12/20):フルver完成しました。
追記(12/22):タイトル決定しました。

閲覧数:157

投稿日:2010/12/21 14:16:20

文字数:349文字

カテゴリ:歌詞

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