たった2本しかない足で
重たい枷を諦めて
小さく生きる少女の手
宙ぶらりんな私の瞳
もっと大事に持っていて
もっと優しく愛していて
薄く潰れた好奇心
大人と子供の吊り糸の上で
猶予なんて言葉じゃない
いいよなんて言われたくない
もう消えたのだ 今は彼方へ
モラトリアムなどとうの昔に
もう消えたのだ 消えてしまえば
大人になれる そんな気がする
こっから足掻いて馬鹿な顔
冷たい雨なら 浴びるまで
小さく屈む私には
鎧兜が似合ってる
もっと大事にできたなら
もっと優しくできたでしょう
脆く彷徨う 虚栄心
人より走れと謳われる否
さぁねなんてはぐらかして
じゃあなんて言いたくもない
もう消えたのだ 振り返るなと
モラトリアムなら腫らす瞼で
もう消えたのだ 消えてしまえば
素直になれる そんな気がする
もう消えるのだ もうじきだから
モラトリアムには 弔いの花を
さぁ消えてくれ 消えてしまえと
幼く願う 私の中で
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