Absolute zero
常闇の扉 暁光が開け放つ
氷の鎖 融けるのをただ待つ
巡り廻る時空の 追想の軌跡は
消失の螺旋の渦中 始まりに還る
絶望と希望が 交差する座標に
立ち尽くす私の 絶対値は“0”
去り行く時間に 全ての実像を消されても
残された光景が 真実を打ち立てる
悠久の刹那を 幾重に重ねる度
不規則な断片の 融和が全ての真理を紡ぐ
眩い轍 微かな温もり
心に抱きしめたまま 孤独の現実を知る
憂いの鼓動 鈍色の銀世界
幾星霜に 感じられた夜
緩やかに描いた 失墜の曲線
運命の指揮棒に乗せ 序曲を奏でる
融合と不変が 入り交じる斑の
不条理な輪廻は 不死鳥の如く
辿った軌道に残した 回想が歪んでも
魂に刻んだ 真実は問いかける
例え今は心が 凍る風に吹かれても
情熱の火焔は 絶対零度でさえも融かす
失意の涙に 「サヨナラ」と言える時
連鎖した一縷の 真実と向き合える
渇いた業を 想いに重ねる旅
悲壮な愛の歌曲 虚飾の妄想に終焉を告げる
一筋の光差す 平穏な風の中 天空仰ぐ
未だ癒えぬままの白い翼
精一杯 想い込めて...羽ばたかす
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