ジャケット

外待雨

降りしきる雨の下で、今も何処かを見つめてる。
「止まない雨は無い」なら、疾うに枯れ切っているはずなのだ。

時間が経てば経つ程、胸の穴が広がるように。
痛みの無い虚しさが、僕を飲み込もうとしてるんだ。

「忙しい今の君だから、忘れてしまうかな。」

雨が僕等を映し、まるで君が側に居るみたいだ。
僕は流れのままに、歩いてきた。
それだけなんだ。

「前を向いて歩きなさい。」
歩き方が下手な僕等は、この雨が映す君の姿だけが生きる証なのだ。
僕が生きていた証なのだ。

雨が心の奥に、絶え間も無く流れるようだ。
叫んだ。宛も無いまま。意味も意義も疑うのだ。

全て流れた、無為のままに。君の声が聞こえた。

「失くしたものは失くして初めて気付くように。」
虚しさが君の姿、この雨に映したんだ。

雨が。
雨が僕等を映し、まるで君が側に居るみたいだ。
意味も無いままに、それを今も眺めているんだ。

降りしきる雨の下で、今も何処かを見つめてる。
どうせ、雨は止まないから。君と共に歩いていこう。

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外待雨 おふぼ

おふぼ

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投稿日:2016/06/23 14:51:13

長さ:04:57

ファイルサイズ:11.3MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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