北京の春
丹塗の円柱 翡翠が湧く泡箱
白蛇の舌が奏でる夢玄の調べ 糜爛波羅葦増
時計盤は仄曇る 影絵の兵士は揺らめく
狭霧の宴に
舞い散る薄紅 立ち竦む碧桃の下
燕が弓で放たれ日輪眩き描線をなぞる
風は流れ 雲間から真昼の月が
此岸と彼岸を紡ぐ
石畳の上翳りゆく 民草の行方を禍う
午睡の終 泡沫の泛ぶ宮中
四方は水で盈たされ 玉衣解れて金糸漂う
寶座の陰より游ぎくる異形の魚が
黙して顔を眺める
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丹塗の円柱 翡翠が湧く泡箱
白蛇の舌が奏でる夢玄の調べ 糜爛波羅葦増
時計盤は仄曇る 影絵の兵士は揺らめく
狭霧の宴に
舞い散る薄紅 立ち竦む碧桃の下
燕が弓で放たれ日輪眩き描線をなぞる
風は流れ 雲間から真昼の月が
此岸と彼岸を紡ぐ
石畳の上翳りゆく 民草の行方を禍う
午睡の終 泡沫の泛ぶ宮中
四方は水で盈たされ 玉衣解れて金糸漂う
寶座の陰より游ぎくる異形の魚が
黙して顔を眺める
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